運動学習場面の定義
学習者が準備運動、練習、ゲームを行う場面。
代表的な運動学習場面
■準備運動・整理運動
準備運動や整理運動を行なっている場面。
■課題練習
課題練習を行なっている場面。
■ゲーム
ゲームを行なっている場面。
■発表会・記録測定・技能判定
発表会や記録測定、技能判定などを行なっている場面。
他の場面と間違いやすい事例
■異なる内容の練習に隊形等を変えずに移行する場面 次の練習への移行にそれほど時間を要しないため、そのまま運動学習場面と記録します。 |
■異なる練習の内容に隊形等を変えて移行する場面 次の練習への移行に時間を要するため、マネジメント場面となります。 |
■運動成果の発表 デモンストレーションではなく、学習成果を発表しているため、運動学習場面となります。 |
■学習者によるデモンストレーションの実施 教師による学習指導をするための演示であるため学習指導場面となります。 |
■陸上競技で一本走った後スタート地点まで戻る場面 陸上競技の場合、一本の運動負荷が高く、ウォークバックも含めて一連の運動と捉えることができるため、運動学習場面となります。 |
■ゲームの対戦の入替などの場面 ゲームの対戦の入替は、他に重複して活動が出現していない場合、マネジメント場面となります。 |
場面の転換が複雑な事例
■練習からタブレットや学習シート等を活用した振返りに移行する場合
概ね半分以上の学習者が参加している活動を記録するため、この動画の場合「概ね半分以上の学習者が振返りを始めたタイミング」で運動学習場面から認知学習場面に移行します。
①1人目の学習者が振返りを始めたタイミング(画面左下に注目)→運動学習場面(A2)
②教師が振返りを行う様、声をかけたタイミング→運動学習場面(A2)
③概ね半分以上の学習者が振返りを始めたタイミング→認知学習場面(A1)
④すべての学習者が振返りを始めたタイミング(画面左上に注目)→認知学習場面(A1)