発問の定義

学習者の主体的な意見や問題解決を要求する言語的行動。

例:「手の着き方は、それでいいかな?」
例:「この運動の大切なところはどこかな?」

対象ごとの発問の事例

全体に対する発問

「頭より高いパスが必要ってことは、どんなとこにサポートがいるってことかわかりますか?」

グループに対する発問

「どうだったかな?オレンジチーム、三段攻撃できた?」
「どうだった?」

個人に対する発問

「どうでしたか?〇〇さん」
「良い位置見つけられたかな?」
「〇〇さん、今日の目標はなんでしょう」
「どんなシュートを打ったら一番いいと思いますか?〇〇さん」

間違いやすい事例

◯補助的な質問➡︎記録しない
「よろしいでしょうか?」「わかりましたか?」といった理解度をチェックする補助的な質問は、発問として記録しない。

「よろしいでしょうか?」→記録しない。

グループ活動中の発問➡︎記録する
グループ活動中に教師が介入して問いかける場合も発問として記録する。
「どうだった?」→(黄色チームに対する)発問

連続して発問の対象が変わる➡︎対象が変わるごとに記録する
全体に向けた発問に続いて、個人に向けて発問する場合、対象が変わる毎に発問を記録する。
「竹刀のどの位置で切るかと切るスピードわかった方いますか?」→(全体に対する)発問
「〇〇さん、上手に切れてたんですけど、どこを意識しましたか?」→(個人に対する)発問